コロナの影響で若者と女性の自殺が増加している件について《いまコロナ禍に必要とされる傾聴(話し相手)の重要性》

コロナの影響で若者と女性の自殺が増加している件について《いまコロナ禍に必要とされる傾聴(話し相手)の重要性》

更新日:2021年6月13日

皆さんこんにちは、傾聴の専門家 聴き上手の宮弘智です。

先日NHKのニュースを見ていてとても気になるトピックスがありました。

今回はその内容を紹介したいと思います。

(※この内容は“傾聴に関わる私にとって見過ごせない内容”だという気持ちになりましたし、私なりに色々考えた結果「皆さんお伝えしたい内容」だと思いましたのでご紹介します。)

 

コロナウイルス感染拡大の影響で女性と子どもの自殺が増加

そのニュースは3月21日7時47分のNHKニュースで【自殺者が増加、女性と子供で深刻化新型コロナの影響か】という記事です↓

去年1年間に自殺した人は全国で合わせて2万1000人を超え、2009年以来の増加に転じました。女性が15%も増加したほか、高校生までの児童・生徒で過去最多となり、国は、新型コロナウイルスによる社会不安の高まりも影響していると見ています。

厚生労働省は、去年1年間に自殺した人の確定値を公表しました。

それによりますと、去年の自殺者は全国で合わせて2万1081人で、前の年から912人、率にして4%余り増えました。自殺者が増加するのはリーマンショック直後の2009年以来です。

男性の自殺者は1万4055人で、前年から23人減少しました。

一方、女性の自殺は深刻化しています。去年の自殺者は7026人で、935人、率にして15%も増えました。

特に目立ったのが若い世代で、20歳未満が311人で44%、20代が837人で32%、それぞれ増加しています。

職業別では雇用されている人が1534人で34%、主婦が1168人で14%、学生や生徒などが387人で44%、それぞれ増加し、仕事や暮らし、人間関係などさまざまな面で、悩みを抱える女性が増えていることがうかがえます。

また、子どもの自殺も目立っています。

小学生が14人(+6人)、中学生は146人(+34人)、高校生は339人(+60人)で合わせた人数は499人でした。前年を25%上回り、1978年に統計を取り始めて以降、最も多くなっています。

厚生労働省は、新型コロナウイルスの感染拡大で社会全体の不安が高まったことも影響しているとみて、民間を含めた相談体制の強化などを進めています。

(↑自殺者が増加 女性と子どもで深刻化 新型コロナ影響か(2021年3月21日 7時47分)より一部記事抜粋)

これは本当に切実な問題になっています。

実際に自殺者が増加していことも大きな問題ですが、私が非常に気がかりなことは女性と子ども(若者)の自殺者が増加しているということです。

 

私は普段高齢者やお年寄りの傾聴サービス(お話相手サービス)の仕事をしているのですが、コロナウイルス感染拡大の影響で学生さん(高校生や大学生)や子育て世代のママさん(特にシングルマザーの女性)からのお問い合わせやご相談が増加し続けています。

↑また【「さみしい」コロナで深刻 若年女性の孤独】というネットニュースでも取り上げられていましたが…

「ボランティアの相談窓口に電話をかけても繋がらないし、今の状況を誰でもいいから聴いて欲しい。」(シングルマザー)

「同じ部屋に子どもと二人きりで育児も子育ても疲れてしまいました。夫も仕事が厳しいらしくて誰にも相談できません。」(シングルマザー)

「親や友達に“相談できない悩み事”があって、誰かにその事を話したい。」(学生さん)

「親から“大学の学費や仕送りが払えないかもしれない”と言われて、一人で居ても悪いことばかり考えてししまうので自分が嫌になります。」(学生さん)

以上の内容で悩んでいる学生さんや子育てママさんたちからの相談件数が日に日に増加しています。

◆4月の「自殺リスク高まっている」前年比2割減でも、5月の自殺者は増える傾向に。。。

厚生労働省が先月(4月)の全国の自殺者数が前の年に比べおよそ20%減ったと発表している。

厚労省によれば、先月(4月)の全国の自殺者数は前の年の同じ月…

宮 弘智さんのFacebookの投稿 2020年5月13日水曜日

↑2020年5月に投稿したFacebookの中でも今後も自殺者が増える傾向にあると伝えてきました。

その状況の中でさらに今回のニュースの中で専門家の方の意見も紹介されていて、専門家の分析によれば「コロナによる経済や日常生活の影響や、非正規の女性が仕事を失っていることが自殺の増加について上がっているのでは?」と述べられていますが、私自身も”コロナの影響は深刻的に大きい“と思います。

しかし、皆さんに考えて欲しい事があるのですが、去年の自殺者が2万人を超えていますがこの1年間でコロナで亡くなった方々は3月時点では9,000人弱なので“コロナで亡くなった方々よりも自殺で亡くなった人の数の方が多い”という状況になっています。

確かに、コロナで亡くなった方々が少なく抑えられている要因として各自の感染対策と緊急事態宣言の効果もあるとは思います。

しかしながら“コロナウイルスによる感染が原因で亡くなった方々の2倍以上の方々が自殺により亡くなっている”という現実も知っていかなくてはならないと思いました。

 

「若者と高齢者の感染対策を同じやり方や進め方」をするのは改める段階に来ている

画像:新型コロナウイルス感染症の国内発生動向(速報値)(陽性者数・死亡者数)より

特にコロナウイルスによる感染が原因で亡くなった方々が高齢者の方々が多く90%以上が60代以上だというデータが出ていますし、20代以下で亡くなった方のデータを見る限りではこれまでに2人しかいません。

だからといって、コロナウイルスが感染して亡くなるまでにいたらなくても、重症化して後遺症で苦しむ人が居たり、様々な要因で医療崩壊に繋がる危険性やリスクもちゃんと考えていかなくてはなりません。

 

だからといって、人との交流を制限するなどの過度な自粛をすることにより、数百名の方々が自殺で亡くなっているという現実を私たちは目をそらさずに受け止めばければならないと思うのです。

もしもこの現状が続くようであれば、さらに若者と女性の自殺者が増加していくことは避けられないと思います。

断っておきますが私はコロナウイルスの感染対策に対して異論を唱えたいわけではありません。

しかし、コロナウイルスの感染対策を「全ての年代で同じやり方や進め方を統一するという考え方」を改めた方がいいのでは?と思います。

若者はコロナウイルスに感染したとしても、これまでのデータや数字を見れば重症化しづらいということは証明されています。

 

若者と高齢者では体力面も免疫面も大きな違いがあるのは当然だし、年齢に応じた社会保障があったり受けられるサービスも違うわけだから“若者と高齢者を同じ基準の枠”に当てはめるのではなくて「若者には若者の枠に合った基準」「高齢者には高齢者の枠に合った基準」のようは対策をして適応する方が長い目で見ても効率的だとおもうんです。

私が何故そのような事を語るのか?と言えば「自分が10〜20代頃にこのコロナ禍のような不自由な状況の中で家で大人しく自粛していられるのか?」というと、それは難しいと思ったからです。

 

だから、若い人たちが少々自由に行動したとしても、高齢者の方々に感染させないようにすることでお年寄りや高齢者の重症化や亡くなる人の数は少なくすることはできると思うのです。

これまでのような一律の感染対策を続けていったとしても“若者や女性の自殺者が増加する状況”のを見て見ぬ振りをし続けるのは大間違いでだと思うんです。

補助金なども一律金額が決まっていますが本当に生活が困窮している方々非正規で生活が安定しない方々に必要な人たちに必要な分がちゃんと届く支援ができないのでしょうか?

 

日本の未来を守るには「いまの若者と女性の命を守る」ことに繋がる

日本の未来を守る為には“今の若者と女性の命を守ることで日本の未来が作られる”と思うのです。

もちろんコロナウイルスに感染して重症化したり亡くなる方々を守ることもとても大事ですが、これからの日本を背負っていく若者たちの命が失われていってしまったら日本の未来は誰によって守られるのでしょうか?(そのことも考えてもらいたいんです。)

 

政府の方々や医療関係の方々は本当に頑張ってくれているのはわかりますし、今現在ではコロナ禍における課題として「感染拡大を抑え込む」というミッションだけでも精一杯だと思うんです。

ですから、緊急事態宣言が明けてワクチンが接種されいく中(またはワクチンが一通り各年代の接種を終えたタイミング)で、若者たちや女性の方々を自殺から守る具体策を出すなどの指揮をとっていただきたいと切に願います。

 

最後に

この記事をご覧になっている方々の中に「本当に苦しい」「本当にしんどい」「本当に悲しい」という人は話を聴いてくれる相談先に頼ってください。

中には「経済的な事を相談しても解決できない」とか「お金の悩みを解決したいけど話してもどうにもならない」と考えている人もいると思います。

自殺を考えている人の話を聴いてあげることで「救える命」がある《傾聴が「生きたい」という心の声を引き出す》

↑以前に【自殺を考えている人の話を聴いてあげることで「救える命」がある《傾聴が「生きたい」という心の声を引き出す》】という記事の中でも書きましたが、自分が抱えている問題が解決できなくても、誰かに話しを聴いてもらったり、誰かに相談するだけで折れかかった心がなんとか持ちこたえられるようになるんです。

人は精神的に不安定になって心を闇に覆われてしまうと、希望を持つことも忘れてしまったり考えることを諦めてしまいます。

たとえ問題解決の方法があったとしても、心が闇に覆われてしまっているとその解決方法も見えなくなってしまいます。

 

だから、まずは第三者に相談すると解決方法を見つける手がかりが見つかる可能性もあります。

もしも、誰にも親にも友達にも相談できないで悩んでいるのであれば“誰でも良いので相談先”を探してみてください。

※厚生労働省でもSNS・メール・電話などの無料相談窓口があるので紹介していますのでこちらもぜひ参考になさってくださいhttp://shienjoho.go.jp/

今回はコロナ禍により若者と女性の自殺者が増加傾向にあるというニュースを取り上げてお話させていただきました。

 

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ABOUTこの記事をかいた人

名前:宮 弘智(みや こうち) あだ名=みやっち 血液型:小さな事にこだわらないO型 健康:体力勝負は負けないぜ〜!(自分を追い込むドM型) 特徴:目が開いてないといわれる。(本人はパッチリ二重) 職業: ・プロポーズさせニスト ・話し相手、愚痴聞き、傾聴サービス 経歴:二十歳でテニスコーチとして就職する。 当時の上司から「ザ・リッツカールトン」の話を聞くうちに、そのサービスと心からのおもてなしに感動しテニスコーチからリッツカールトンのホテルマンになることを決意する。 二十七歳で「ザ・リッツカールトン東京」に転職。 初めて働く外資系の職場。 英語を話せないことから、ありとあらゆるミスや失敗をして、胃潰瘍や腰にポリープができるまでストレスを溜め込んでしまう…。 しかし慣れない環境に苦戦する中で、お客さまと真摯に向き合い、お話を一生懸命に聞くことで信頼関係を結ぶことができると気づきはじめる。 お客さまの話し相手としてホテルの部屋に呼ばれたり(当時禁止されていました)、ホテルの外でも会って話相手になることが増えていった。 自分が話を聞き、話した人が自ら「自分が進むべき道」を決めることができるようになるのを見て、かつてない喜びを感じた私は、話を聞くことを一生の仕事にしようと決意するのだった。 「ザ・リッツカールトン東京」を退職し、話を聞き、進むべき道を気づかせる、コーチングの会社を設立。 しかし、独立したものの生活は厳しかった…。 電気が止まる(笑) ガスが止まる(笑) 最後に水道が止まった(笑) このままでは心臓が止まる…死ぬ。(笑えない!) 貯金も底を尽き仕事をしなければと思い、以前から興味のあった「東京ディズニーリゾート」でキャストになり、ホスピタリティーや人を喜ばせることを学び続けた。 コーチングの仕事をしながら「男女のコミュニケーションとニーズの違い」の研究をはじめる。 「婚活に悩む30代男女の気づきのブログ」を開設。コミュニケーションの違いから遺伝情報の違い。職場での男女関係の築き方、伴侶と良い関係でい続ける方法などを伝えるコーチとして、1000人以上の男女の話を聞き続けた。 2012年「聴き上手の宮 弘智」としてマイナビやエキサイトニュースで取り上げられさらに、男女コーチングの経験を生かし、世界初の「プロポーズさせニスト」として「プロポーズされる女になる4つのステップ」サービスを開始。 現在は多くの女性が、パートナーと幸せな結婚生活を送るため考え方やテクニックを啓蒙していくべく活動中。 プロポーズさせニスト宮 弘智 http://www.miyacoach.com/love/